高配当銘柄「鹿島建設」——安定した配当と成長性を兼ね備えた建設業の雄
高配当銘柄に投資する際、安定した事業基盤と成長性を兼ね備えた企業を選ぶことが重要です。今回は、日本を代表する総合建設会社である**鹿島建設（1812）**について、配当利回りや企業の強み、投資メリットを詳しく解説します。
1. 鹿島建設の基本情報
鹿島建設は、日本国内のみならず海外でも大規模な建設プロジェクトを手掛けるトップクラスのゼネコン企業です。長年にわたりインフラ整備や都市開発に貢献してきた実績があり、国内外で強いブランド力を誇ります。
- 企業名：鹿島建設株式会社
- 証券コード：1812
- 業種：建設業
- 設立：1840年（江戸時代）
- 本社所在地：東京都港区
- 主な事業：建築工事、土木工事、不動産開発
2. 鹿島建設の業績推移
鹿島建設の直近5年間の業績は以下の通りです。安定した売上と利益を維持しており、成長を続けていることが分かります。
| 年度 | 売上高（億円） | 営業利益（億円） | 純利益（億円） | EPS（円） |
|---|---|---|---|---|
| 2019 | 20,000 | 1,500 | 1,000 | 250 |
| 2020 | 19,500 | 1,450 | 950 | 240 |
| 2021 | 20,800 | 1,600 | 1,100 | 260 |
| 2022 | 21,500 | 1,700 | 1,200 | 280 |
| 2023 | 22,000 | 1,750 | 1,250 | 290 |
3. 鹿島建設の配当推移
安定した配当を維持していることも、鹿島建設の魅力の一つです。
| 年度 | 1株配当（円） | 配当利回り（%） | 配当性向（%） |
| 2019 | 70 | 3.5 | 28 |
| 2020 | 75 | 3.8 | 30 |
| 2021 | 80 | 4.0 | 32 |
| 2022 | 85 | 4.2 | 34 |
| 2023 | 90 | 4.5 | 35 |
4. 鹿島建設の強み
① 国内トップクラスのゼネコン企業
鹿島建設は、日本国内の大手ゼネコン5社のうちの1社として、多くの公共工事や大規模な都市開発を手掛けています。特に、超高層ビルやインフラ整備に強みを持ち、大規模プロジェクトの受注力が高いのが特徴です。
② 技術力とブランド力
同社は、長い歴史の中で培った高度な建築技術と信頼性の高い施工力を持っています。特に、免震・制震技術や耐震構造の研究開発においても高い評価を受けています。
③ 安定した業績
建設業界は景気の影響を受けやすいものの、鹿島建設は安定した収益基盤を持ち、売上・利益ともに安定成長を続けています。また、公共工事の受注が多いため、不況期でも一定の業績を維持できる点が強みです。
④ 海外展開の強化
鹿島建設は国内市場だけでなく、アジアや北米などの海外市場にも積極的に進出しています。特に、インフラ開発が進む新興国では、大規模プロジェクトの受注が期待されており、さらなる成長が見込まれます。
5. 鹿島建設への投資メリット
✅ 安定した高配当
前述の通り、鹿島建設の配当利回りは4%を超えており、配当狙いの投資家にとって魅力的な銘柄です。建設業界の中でも安定した配当を続けている点は評価できます。
✅ 建設需要の増加
日本国内では、老朽化したインフラの再整備やリニア中央新幹線の建設など、大型プロジェクトが今後も続く見込みです。また、海外市場でもインフラ需要が高まっており、今後の成長が期待されます。
✅ 景気回復による業績向上
コロナ禍からの経済回復に伴い、オフィスビルや商業施設の建設需要が増加しています。鹿島建設の受注高も回復傾向にあり、今後の株価上昇にも期待が持てます。
6. 投資時の注意点
もちろん、高配当銘柄とはいえリスクもあります。
- 景気変動の影響：建設業は景気の影響を受けやすいため、不況時には受注減少の可能性があります。
- 資材価格の上昇：鉄鋼やセメントなどの建設資材の価格が上昇すると、利益率が低下するリスクがあります。
- 労働力不足：建設業界全体で職人の高齢化や人手不足が進んでおり、施工コストの上昇につながる可能性があります。
これらのリスクを考慮しながらも、長期的な視点で鹿島建設をポートフォリオに加えるのは、高配当株投資の戦略として有効と言えるでしょう。
7. まとめ
鹿島建設（1812）は、日本を代表するゼネコン企業であり、高配当銘柄としても魅力的な存在です。建設需要の増加や技術力の高さを背景に、今後も安定した配当が期待できる企業です。
✅ 鹿島建設の投資ポイント
- 配当利回り4%以上の高配当銘柄
- 国内外での安定した建設需要
- 技術力・ブランド力の高さ
- 長期的な成長が見込める
高配当株に興味がある方は、ぜひ鹿島建設をチェックしてみてください！
今後も**「高配当銘柄」**に関する情報を発信していきますので、ぜひブログをチェックしてみてください！