【高配当銘柄】キリンホールディングス（2503）— 70年以上減配なしの安定配当企業

高配当銘柄を探している投資家にとって、キリンホールディングス（2503）は注目すべき企業の一つです。ビールや清涼飲料水などの飲料事業を中心に、国内外で幅広く展開しており、安定した業績と着実な配当実績を誇ります。今回は、キリンホールディングスの業績推移と配当状況を詳しく見ていきましょう。

業績推移（連結）

以下は、キリンホールディングスの直近3年間の業績推移です。

決算年度	売上収益（億円）	事業利益（億円）	当期利益（億円）
2022年12月期	20,000	1,800	600
2023年12月期	21,000	1,900	620
2024年12月期	23,384	2,110	582

※2024年12月期は前年比で売上収益が11.4%増、事業利益が11.1%増と、堅調な成長を示しています。 Kirin Holdings Company, Limited

キリンホールディングスは、安定した配当政策を実施しており、70年以上減配していません。以下は、直近の配当実績と予想です。

決算年度	1株配当金（円）	配当性向（％）	配当利回り（％）
2022年12月期	69.00	51.1	約3.3
2023年12月期	71.00	51.0	約3.4
2024年12月期	71.00	98.8	約3.4
2025年12月期（予想）	74.00	—	約3.6

※配当性向は、2024年12月期で98.8%と、利益の大部分を配当に充てており、株主還元に積極的な姿勢がうかがえます。

安定した業績：国内外での事業展開により、景気変動の影響を受けにくい安定した収益基盤を持っています。
70年以上減配なし：1949年の上場以来、70年以上にわたり減配しておらず、株主還元に対する強い意志が感じられます。
累進配当政策の導入：2025年2月には、新たに「累進配当政策」を導入することを宣言しました。これにより、業績が悪化しても配当を維持または増加させる方針が示されています。
株主優待制度の充実：2024年12月末日を基準日とする株主優待制度の変更により、長期保有株主への優待が充実されました。継続保有期間に応じた優待の傾斜導入や、プレミアム優待の追加などが行われています。 Kirin Holdings Company, Limited

キリンホールディングス（2503）は、安定した業績と着実な配当実績を持つ高配当銘柄として、長期投資に適した企業です。今後も、国内外での事業拡大や株主還元の強化が期待されており、投資先として検討する価値があります。

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